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「トリアージ」
簡単に言うと、救急患者に治療優先順位をつける、という事です。

数日前、日本の秋葉原で、無差別殺人事件が起こったニュースは、
イタリアでも話題になりました。

その時、治療にあたった病院が行った方法がこの「トリアージ」。

トリアージは赤、黄、緑、黒の順で、治療の優先順位を判断して
「トリアージ・タッグ」と呼ばれる、札みたいな物を、患者につけて、
医師や看護士達が、判断しやすいようにするのです。

ちょっとショッキングなのは、黒、ですよね。
黒は、回復の見込みがない人で、優先順位は最後です。

これをどう取るかは、個人の自由ですが、
この「トリアージ」、ここイタリアでは当たり前のように行われています。

イタリアには「夜間救急病院」みたいな物はなく、
国立病院の「救急センター」が24時間、開いているので、
そこに行く事になります。
予約なしの診察を希望する場合も、救急センターになります。

イタリアでは、病院での診察は、完全予約制だからです。

例えば、骨を折った、でも今から病院を予約して、なんて事は出来ない、
でも命に関わる状態でもない、
みたいな時ですね。

こういう時は、救急センターです。
この場合、状態にもよりますが、緑か黄色です。

行くと、受付で、状態説明をして、その時に「トリアージ」をつけられます。
もちろん、身体に札を貼り付けられる、という事はなく、
受付の人が判断して、コンピューターに、個人データ入力する時に、色も入力するのです。

色は、赤、黄色、緑、白、です。
黒はありません。

救急センターは基本的には無料ですが、
「予約して、順番を待ってからでも治療出来たもの」に関しては、
白、をつけられ、お金を払わされます。
緑から上位は無料です。

救急センターは常に人がいっぱいの事が多いので、
白で行った場合は、かなりの長時間待たされます。
でも、予約をしてから治療してもらおうと思うと、急を要する事でない限り、
何ヶ月も待たされたりする事があります。

じゃあ、救急センターに行った方がいいじゃないか、というと、
白以下、もあり、どう見ても、予約して治療を待てる状態、特別な事情がない限り、
追い返される事もあります。
当たり前ですね。救急センターなんですから。

例えば、自分が緑で、何時間も待っている、
5時間過ぎた辺りに、黄色の人がやってきた、
っとなると、もちろんその黄色の人がすべての緑の人を通り越して、
先に入れる、治療が受けられるのです。

でも、受付の人は医師ではないので、完全な判断は出来ません。

なので、治療後にももう一度、色の見直しがあるのです。
医師が、治療を行って、これは緑じゃなくて白だった、という場合、
緑で入っても、白で出れば、お金を請求されます。

逆に、白で入っても、緑で出てきた場合は、お金は請求されません。

いつも人でいっぱいの救急センターが考えた方法なのです。

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2008.06.21 / Top↑
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