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国際結婚。

なんだか華やかな感じで、よく「えー!すごいですねー」なんて言われる。

が、実際の所、普通の結婚生活なわけで。
もちろん国際結婚ならでは、というエピソードもいっぱいある。
でも、基本、「他人同士が一緒になり、一緒に生活していく」という形に変わりはない。

その過程で、うまくいかないケースだって出てくる。
皆が皆、うまくいくか、といえばそうではない。

もちろんどのカップルも、初めから「離婚するだろう」と思って結婚したりはしない。
でも頑張っても頑張ってもうまくいかないって事は、世の中にいくらでもあるわけで・・・。

私の周りにも離婚を選択せざるを得なかった人がたくさんいる。
でも、圧倒的に、日本人同士、イタリア人同士の国内結婚の人がほとんど。

ただでさえ、離婚は本当に大変ですが、
「国際離婚」ともなるとそりゃあもう大変なわけで・・・・。
二カ国の法が絡むわけですし。
時間もお金も莫大にかかります。
もちろん離婚に至るまでの長期間な精神的苦痛は言うまでもありません。

今日、なんで「離婚」に関する事を書こうかと思ったのかというと、
先日、MSNのニュースで、国際結婚した日本人妻が、離婚調停中に子供を連れて日本へ帰国し、
その後、アメリカへ戻った際に、逮捕された、
というニュースを読んだから。

これ、他人事ではないんですよ、私。
国際結婚してますからね。

しかも逮捕されたのは、兵庫県の人!
まぁ偶然!私も兵庫県出身です。
でも私ではありません。

なんでつかまったかっていうと、親権妨害容疑。
大げさに言ってしまえば、父親側から見て、「子供が誘拐された」という事。
親権は父母両方にありますので、親権者双方の了承なしに未成年を国外へ連れ出すのは、違法なわけです。

連れ出したのが母親ですが、日本の刑法224条にも、「実の親であっても、親権者や監護者などの了承がなく、未成年の子供を連れ去ると、未成年者略取、又は誘拐罪になる」とあるのです。

記事には、もし有罪になれば、懲役20年も科せられる可能性もあるとの事でした。

こんな事で母親が有罪になって、服役させられたら、子供はどうなるのでしょうか。
訴えた相手が父親だという事実も残酷です。

ただでさえ、両親の離婚は、子供にとって、心の傷になるでしょう。
その上、自分を取り合って、刑事事件にまで発展する事になるなんて、
子供にとっては一生トラウマになる出来事でしょう。

特にアメリカでは「実子 誘拐罪」という「誘拐罪」を適用する事例も多いとの事。
この方もアメリカで逮捕されていますね。


国際離婚の場合、どこで裁判を起こすか、というのもものすごく重要なポイントのようです。

もちろん裁判官もプロでしょうし、様々な事情を考慮して判決を下すでしょう。
ですが、やはり、自国民を守りたい心理は働いてしまうのが致し方ないのかもしれません。


特に、他国と地続きの国では、この「実子誘拐」には敏感です。

イタリアもそうですね。他国に車で気軽に行けてしまいます。

そして「実子誘拐」が発生するのは、やはり、圧倒的に「国際結婚をしたカップル間」によるもの。

友人に弁護士がいるのですが、こういうケースを担当する機会があり、話をちらっとだけ聞きましたが、
(もちろん守秘義務があるので、詳しい事は触れませんでしたが)
そのカップルは、母親がルーマニア人で、子供を連れて、ある日国に帰ってしまった、との事。
後日、父親が母親を訴え、子供を取り戻すために裁判を起こす事になったそうですが、
まぁそりゃあ難しいケースのようで。ルーマニア側も自国民を守りたいわけで、協力的ではない。
でも協力がなければ、どこに母親がいるのかすら分からないようで。

これはあくまでイタリアからの目線。
ルーマニア側からの目線で言えば、
「自分の子供を自分の国に連れて戻ってきただけ」に映るわけです。

難しいですね・・・。
ただでさえ、離婚は難しい、さらに国際結婚はさらに難しい、
その上子供まで絡むともうお手上げ。


私は、結婚前にもその辺の事は調べました。
「今から結婚するぞー」って時に、「国際離婚」の項目をインターネットで黙々と検索する私・・・・。
きっとその状況を見られていたなら「コイツ・・・大丈夫か?」と思われたでしょう。

でも、本当に重要な事です。
こういうケースが多発していて、「実子誘拐罪」になる可能性がある事も知っていました。

国際結婚をする者として、国際離婚について、知っておいて損はない、と思ったから、
あえて、結婚前に調べておいたのです。
そう、どれほど大変で、どれほど長い道のりなのか、を。

イタリアでは、法律で、片親だけで子供を連れて国外へ出る場合、
もう片方の親の承諾書を携帯する必要がある、とされています。
もちろん親権者以外、例えば、おじいちゃん、おばあちゃんと国外へ旅行、なんてなった時は、
必ず警察署で、親権者双方の同意書を、親権者が申請しなければなりません。

さらに、先日、旦那が新しいパスポートを申請しましたが、
申請書に子供を記入する欄があり、未成年の子供がいる場合、
子供の母親である私の承諾書のサインまで必要でした。
幸い、私もその場にいたため、すぐにサイン出来ましたが。

旦那が私の知らないうちに、勝手にパスポート作って、4歳の息子を連れて国外逃亡!
なんて事のないように、「私の子供」の父親に当たる人がパスポートを作る事を了承する、
という誓約書でした。


旦那のパスポート申請にまで、私のサインが必要なのか!と驚きましたが。


とにもかくにも、離婚しないで平和に仲良く暮らせたら、もちろんそれが一番なわけです。

楽しそうに笑う息子の笑顔を曇らせないで過ごしていける事が、
私の願いです。


kaoru
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2011.10.30 / Top↑
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