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イタリアの警察署にはうんざりさせられる。
近寄りたくない場所NO.1である。

これは、きっと、イタリアに住む、外国人誰もが思っている事に違いない。

イタリアの県警、クエストゥーラと呼ばれる場所は、
去年まで、イタリア滞在に必須の書類、滞在許可証の申請、発行を
一括して受け付けていたが、去年終わりから、申請受付は郵便局が担当し、
まずローマに申請書類を送り、そこで審査にかけられ、審査が通れば、
住居がある県のクエストゥーラに送られ、そこで、発行、という事になったのだ。

今年の8月に、私も、滞在許可証の更新が必要だったので、例に漏れず、6月に
郵便局で申請を行った。

が、待てども暮らせども、全く音沙汰なし。
そんなもんだろうな。と思っていたが、緊急で、発行してもらわなければならない
事情が出来た。

そう、息子が出来たのである。

日本にも出産育児一時給付金、というのがあるのは有名だと思うが、
イタリアにも似たようなシステムがある。

所得制限がかなり厳しく、取得も難しいが、1400ユーロほど(20万前後)もらえる。

が、この申請、子供が産まれて6ヶ月以内に申請しなければ、一生もらえない。
変な話。

しかも、ママがイタリア国籍者、もしくはそれ同様の資格を有する外国人、のみが
受け取れる。
パパがイタリア人だろうが、子供がイタリア国籍所有だろうが、関係ない。
見られるのは「ママ」のみ、である。

じゃあ、それ同様の資格、とはどういうものか。
普通の滞在許可証、通称ペルメッソ、所持者ではその資格はない。
通称、カルタ、と呼ばれる許可証が必要なのだ。
主な違いは「永住権」がついている、と思ってくれればいい。

つまり、永住権付きの滞在許可証を所持している、外国人の母親にのみ、
給付金が下りる、というわけだ。

これは、イタリア滞在が連続して、複数年以上(今は最低5年以上)である事が、
最低条件となっている。

今は、と記したのには、訳がある。
イタリアの法律はしょっちゅう変わるので、去年までは10年以上の滞在年数が
必要だったのが、今年は5年以上に変更、というのが容易に起こりえるからだ。

私はイタリア人の配偶者なので、次の更新の際は、カルタでOKだ、と以前の申請の際に、
警察官に言われた。

が、今回の更新時に、審査に引っかかった。
審査に引っかかった場合、カルタは出ない。またペルメッソの更新、である。

なぜ引っかかったかというと、イタリア滞在年数が5年に満たないためである。

以前は、イタリア人と結婚して、婚姻の事実が半年以上継続している証明を出せば、
更新を待たずとも、カルタの発行が許可されていた。

それが、少し前に、また法が改正され、イタリア人配偶者であろうとも、5年以上の滞在を証明出来なければ、カルタは発行されない事になってしまったのだ。

以前の法律の時に、カルタを申請していればよかったが、期限が切れていないペルメッソを持って、また早朝から警察署に並ぶ事を思うと、ぞっとして、「これで滞在出来るのにわざわざ警察署なんかに行きたくないわ。次の更新の時に、カルタを申請すればいいやー」と思っていたのだ。

が、ご存知の通り、カルタを所持していないまま、妊娠、出産に至ったので、
早急に、カルタを発行しなければならなくなった。
これは、上の出産育児一時給付金にも絡んでくるので、私にとっては一大事である。

出産してすぐに、郵送でカルタの申請を行う。
もちろん、待てど暮らせど音沙汰なし。

もうすぐ6ヶ月の期限切れだから、どうにかならないか、とあちこちの機関に相談したが、「警察署に行って、早くしてくれと頼んでください」。以上。

頼んですぐに発行してくれるなら相談しに来ないだろー!


もちろん警察署には何度も電話をし、FAXをしたが、もちろん返答なし。
足も運んだが、移民局にすら入れてもらえず、入り口で、
「郵送したんなら待ってください」と言われるのみ。

もう諦めモードに。

正直落ち込んだ。ママが外国人ってだけで、パパも子供もイタリア人なのに、
受け取る資格がないなんて。
もちろん日本でも、受け取る条件に満たない。国民健康保険に加入していないからだ。

最後の手段で、ヴェローナとミラノの警察署に速達を送る事に。
受け取りにサインが必要なので、確実に警察署の誰かの目に留まる。

封筒には、事情を説明した書面にサインをし、もろもろの書類のコピーを添付する。

正直、期待していなかった。
だって、機能しないで有名な警察だし・・・・。

が、どちらのクエストゥーラからもすぐに電話が!!!

そして、言われたのが、イタリア人と結婚したのなら、カルタの申請は警察署でタダで直接出来るし、緊急を有する事なので即日発行する、というではないか!
なんで直接来なかったんだ、とまで言われた。

いや、行ったんですよ?でも警官に「ここじゃもう受け付けないから」と却下されたんですよ。あなた達の同僚に!!!

郵便受付では、80ユーロ程の値段がかかる。それに比べ、直接申し込むとタダである。
もちろんそのお金はもう戻ってはこない。

いやいや、それよりも、発行してもらえる事自体、奇跡に近い!
っというわけで、いそいそと、朝から寒い中、息子と並んで、何時間も待って、やっと私達の番が!
「カルタの発行をお願いします。以前、速達を送って、その後、電話でここにくればすぐ発行してくれると言われたので。」
と、その手紙のコピーと一緒に書類を提出したら、
「出来ません。カルタはイタリア在住5年以上の人のみです。普通のペルメッソを発行してあげます」

「いやいや、それじゃ意味がないんです。ペルメッソでは給付金が受け取れないので、こうして、手紙を送って、事情を説明して、法律でも、私達のような状態の場合、カルタを発行してもらえるとあるし、電話でもそう言われて、緊急発行が許可されたんです」

と書面を見せながら、説明するも、「だめです」の一点張り。

ここで引き下がるわけにはいかない!食い下がる私。
旦那と電話しながら、2人で、説明するも、許可されない。

そこで、旦那、「その受付の係員の名前を聞け。公的機関で働く人は、名前を提示する義務がある」というので、聞いてみた。
「教える必要はない」。なおもしつこく聞く私。
「法律で名前を提示する義務があるって知ってるんですけど?」
「そんな義務はない。」

で、粘って粘って言われた言葉。
「じゃあこの受付の上にかいてある番号読みなさい。」
「??7って書いてありますけど?」
「じゃあ私の名前は「受付7番」よ!分かった?さようなら!」

むかーーーーーー!!

今度は警察署の署長に速達を送る事にした。

確かに、法律ではカルタは5年以上滞在していなければ発行してもらえない。
が、イタリア人の子供を持つ母親には、カルタを発行する、という項目もあるのだ。

さてさて、どうなる事やら・・・。
やっぱりイタリアで暮らすのは楽じゃないわ。
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2008.02.05 / Top↑
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