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息子の従妹、つまり私の姪っ子が産まれました。

うれしいです。
また家族が増えました。

日本では、産婦人科が激減してて、病院が急患の受け入れを拒否したりで、
最近妊婦が死亡する事故が相次いだりしてたので、ソワソワしてたのです。

出産は病気ではないけど、そりゃあもう死ぬほどの思いをする、大仕事なわけで。
どうして日本は妊娠、出産の検診、入院が保険がきかないのか、すごく不思議です。
「病気じゃないから」と言いますけど、いえいえ、あるいは病気以上に大変なんですよ!
って言いたくありません??
いや、出産だけじゃなくて、妊娠期間中だって、大変なわけです。

体重が10キロほど増えるのです。
臨月なんて毎日3キロの重りを抱えて生活してるのと同じなわけです。
子宮がどんどん大きくなって、羊水量や、血液量もふえて、脂肪も増えて、
それでいろいろ合計10キロ近くなるのです。

脂肪だけで10キロ増になるんじゃないんです。
数ヶ月で一気に体重が増えて、何キロもの重りを抱えて生活するわけで、
体のあちこちが痛んだり、寝付けなかったり、
ひどくなれば入院だってしなければなりません。
初期は移動は楽でもつわりで苦しいし。
吐くってのもつらいもんです。胃酸がのどに入って、
何ともいえない不快感があるし・・・。

女性って大変・・・・。そう思いません??

他人事のように書いてますけど。

もちろん、男性だって大変な事、たくさんあります。
大変なのは女性だけって意味じゃないですよ!

私の出産劇は結構波乱万丈でした。
夜中の1時に陣痛が始まって、5時には5分間間隔に。
朝7時に電車に乗って(!)1時間かけて、ミラノ中心地まで。
駅に着いて、いつも押し蔵饅頭状態の地下鉄に乗り換え、という所で、
陣痛がどんどん押し寄せてきて、止まり、止まり進んでいると、
周りの人が見かねて、タクシーで行くように促される。
仕方なくタクシーに乗って、病院へ。
受付で診察を依頼。すると、「え?陣痛だけ?破水も出血もないんでしょう?」
と言われ、あわや入院拒否か、という所まで。
1時間半もかけて病院に来たのに、帰されるわけにはいかない!と粘って、
診察してもらう。

でも5分間感覚のわりに、子宮口がほとんど開いていない!1cmも開いてるか開いてないか。

これには私もびっくり。家に帰される~!とびくびくしてたけど、
陣痛はやっぱり5分間隔なのが確認されたので、入院の許可が下りる。

9時半に入院。さいわい、その日は出産する人が少なかったのもあって、
すぐに陣痛室への入室が許可され、旦那と二人、だだっぴろい部屋に。

子宮口3センチ開けば、無痛分娩に移行出来る。
それまで頑張れば・・・!と思っていたが、なかなか開かない!!
入院から5時間かけて、やっと3センチまで開く。
でも痛いのなんのって。すでに体力がボロボロ。
2センチで破水もしてたので、動く事も止められていたので、
どんな体勢をしたらいいかわからない。

おまけに、妊娠後期にB群溶連菌というバクテリアが子宮まで降りてきていたために、
(普段は腸などにいる常連菌)陣痛が始まるとすぐに抗生物質を点滴で投与。

体中にあちこち針や機械が張り付いているので、身動き出来ない。

無痛分娩になってからも、3時間で麻酔が切れるので、まだ陣痛が。
そのたびに体力が失われていく。

息子は4キロほどもある巨大児だったので、なかなか出てこれない。

15時、トイレから帰ってきて、胎児の心拍、陣痛を計測する機械を付け直すと異変が。
息子の心拍がすごく落ちてる!150あった心拍が20に!

医師達大慌て!!5人の医師が私の周りに集まって必死に心拍を探す。

すぐに回復するものの、心拍があまり安定しない。

夕方、私の体温が上がりだす。37度5分。
19時半。勤務している助産婦さんや医師達の交代の時間。
ちょうど麻酔が切れて苦しい時間と重なる。麻酔薬追加の許可が出ない。

苦しくてもがいてもがいてしていると、体温が38度を超える。

20時、内診してもらうと、6センチほど子宮口は開いたものの、
薫はまだ産道に入ってきていない状態。頭を動かして、なんとか産道に
頭を突っ込もうと頑張っているが、狭すぎて入れない。

ぐりぐり頭を突っ込もうとするので、とうとう産道にヒビが入りそうになる。
私の熱も上がり続ける。体力も失われてぐったり。

21時半、7センチまで子宮口が開いたものの、私の体力がかなり落ちているのと、
胎児の心拍が微妙なのと、産道に入りそうなヒビを考慮して、帝王切開を提案される。

このまま自然分娩も出来ない事もないけれど、子宮口最大まで
あと最低でも3時間はかかるし、
分娩室に移ってからも時間がかかるから、体力的にきつい、
宗教的な理由で、自然分娩しかだめ、とかないならば、帝王切開にしたい、と。

旦那と私、「帝王切開で」と即答。
夜中の1時に陣痛が始まって、すでに20時間。
なんでもいいからこの痛みから解放してくれ~~~~と思っていたのです。

宗教的な理由で、と医師に言われたのにはわけがあって、
私の隣の陣痛室にいた人、イスラム教だったかなにかで、
双子で逆子なのに、親族や旦那が断固として、帝王切開を拒否。
「母体が危険です!」と言われても「NO!」
宗教的な理由でだめだそうなのです。
そりゃあもう大変だったみたいです。母体も子供も助かったみたいですけど、
かなり危なかったみたいです。

私は、今でもあの時、帝王切開にしておいてよかったと思っています。

無痛分娩にしてあったおかげで、麻酔の準備はすでにOK。
すぐに手術に移って、21時50分に手術を開始して、22時7分に薫が誕生しました。

その日、すでに9件の帝王切開をしていた病院側は、お手の物ってな感じで、
あっという間に手術開始して、「あ、もう切ってるよ~」と・・・。
魚でもさばいてる乗りでした・・・・。

ラジオもかかってるし、執刀医の携帯には電話がかかってきて、
「奥さんからです~」とか言われてるし、手術室のドアは開いてるし、
「手術ってこんなもんなん?」って感じでした。

ただ、元々低血圧の私。手術でさらに血圧が低下して、激さむっ!!
手がぶるぶる震えて、自分で手がコントロール出来ない。
腕がだらんと落ちてしまう。看護士さんに、
「あ!だめよ。ちゃんと腕は上に」って言われても、無理なんです~!!
全身寒くて寒くて、これはつらかった・・・。

まぁこんな感じで、私の出産は終わりましたけど、
万が一、私が次、出産を経験する事があっても、
私は次は「予定帝王切開」になるでしょう。
イタリアでは、危険回避と、医師の予定が立てやすい事もあって、
一度帝王切開をしている人は、帝王切開を薦めるのです。
実際、90%が帝王切開になります。
イタリアの出産自体、60%以上が帝王切開と言われる時代ですからねー。
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2009.02.17 / Top↑
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