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イタリアの地に足を踏み入れたのが7年前、
2002年のちょうど今頃。
たった一人、単身で、イタリア語は全くの0、英語も微妙な状態の私が、
なんであんな恐れもなく、一切の迷いもなく、初一人旅でイタリアを選んだのか・・・。
いまだに自分で自分が分からない・・・・。

で、まぁ今に至る。
5年前から本格的に移民して、こっちの住人になりました。
あ、結婚したのは3年半前ですけどね。


こっちに長い事住んでると、
どうも感覚が鈍くなるっていうか、
移民初期の頃は、「わ!それ何?」「え?なんでそうなるの?」とか、
カルチャーショックをいい意味でも悪い意味でも受けてましたが、
慣れって怖い・・・。

まだイタリアに住んで数ヶ月、観光でちょっと・・っていう日本人を見ると、
なんていうか・・・・「初々しい」???
そんな風に、おやじみたいな、感情になってしまう私がいる事にちょっと悲しくなる。

「わー!街中でフルーツ売ってる屋台があるー」
「わー!本当に中心地にアレーナがあるー」
と騒ぐ観光客。それにびっくりする私。
「え?普通やん・・・」と思ってしまう。

ヴェローナの中心街、そりゃあ大変重厚で古くて素敵な歴史的建物がひしめいていて、
時計塔がある広場なんかは素敵なんですよ。
エルベ広場って呼ばれてます。エルベはイタリア語で「草」を意味して、
まぁその言葉の通り、昔から、その広場で、野菜や果物なんかを売ってた広場なんです。

で、今でもその伝統は受け継がれていて、屋台が何店舗も並んで売ってます。

もちろん、ヴェローナ人がそんな所でショッピングする姿なんて見た事ありません。
明らかに観光客向けの、土産物だったり、フルーツなんかは、市場の3倍、4倍の値段で
売られています。ヴェローナ人がそんな所でフルーツを購入したというならば、
よっぽどの金持ちでお金が有り余っちゃって仕方ないって人か、
よっぽどフルーツが食べたくて食べたくて、死ぬ思いだったか、
どちらかでしょう。まぁそれくらい高い値段で売られてるわけです。

確かにここに来た当初は、伝統を受け継いで、その名残がこの屋台なんて素敵!と思いました。
でも、今は、せっかくの素敵な広場に、詐欺まがいの値段で変な土産物やら食べ物を売りつける、
まったくもって不愉快な屋台、としか思えなくなってしまいました。
(邪魔だし!ただでさえ観光客でごった返す観光名所なのに!)

ヴェローナには、アレーナという円形劇場、まぁ分かりやすく言えば、かの有名な「コロッセオ」の、
ほぼ完全形ですね、それがあります。コロッセオは一部なくなってますけど。
それが街中にいきなりどーーーーんと建ってます。
もう私には当たり前になってしまいましたが、
皆は感動するんですよね。「わ~!街中に本当にいきなりアレーナがあるー」っと。

ちなみに、このアレーナ、もう2千歳をゆうに超えてます。
紀元前10-20世紀といわれてます。

ヴェローナのアレーナは有名で、夏になると野外オペラが上演されて、
今まさにその時期真っ只中。世界中から人が集まってきます。
まぁ私もそれ目当てにイタリア上陸した一人で、当時はそれはそれは大層感激したもんです。

それがいまや・・・・・。
・・・・当たり前・・・・・。

あと、そういやびっくりしたのが、お釣りの数え方とか・・・。
日本人は、例えば、客が、800円の本を買う時に、1000円出すと、お釣りが200円。
店員は、お釣りがちゃんと「200円」あるかどうかに重点を置いて、
「100円、200円、はい、200円のお釣りになります」という感じで渡しますよね?
つまり、「1000円-800円=200円」という計算をしている事になります。

イタリアは違います。
800円の本で1000円出すと、お釣りの渡し方は、
100円を1枚ずつ渡しながら、「900、1000、はい、お釣りぴったりです」となります。
分かります?
つまり、お釣りを基準に考えるのではなくて、
「客から受け取ったお金」を基準として考えるのです。

この場合、もらった額が1000円なので、
商品の価格、800円から足し算をして、1000円までもっていくのです。
つまり、頭の中での計算はこうです。

「1000円=800円+200円」。

なので、お客にお釣りを渡す時も、
800から数えて、100円を一枚ずつ渡しつつ、「900円、1000円、はい、ちょうどです。」
と言うのです。

変でしょう?これはいまだに慣れませんが、
まぁ別にサービスに力を入れるお国柄でもないので、
適当に、「はい。」とお釣りを無愛想に渡される事の方が圧倒的に多いです。
むしろぼったくられたりするので、こっちが注意して数える側です。

私がヴェネツィアでヴェネツィアンガラスを販売する店で働いていた時に、
このお釣りの渡し方を指導されてびっくりしました。
向こうは向こうで私のお釣りの数え方にびっくりしてましたけど、
「まぁ徐々に慣れればいいわよ」なんて言われましたが、
いまだに慣れません。私はきっとずっとイタリアでレジ場には立てないでしょう。

こういうの、あーそういえば、昔はええ~~~!!!うそ~~~~!変!
なんてすっごく驚いたのに、いまや「あーそういえばそうだったっけ・・・」とか「普通・・・・」
としか感じなくなってる事に、なんかちょっと寂しさを覚えてしまいます。

次は、移民当初に受けたカルチャーショック・スーパー編をお送りしようかと思います。
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2009.08.08 / Top↑
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