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こちらイタリアでは、もちろん本屋に日本語の文庫本など売っていない。

面白そうな本をインターネットで見つけて読んでみたいとは思っても、
なかなか書籍で手に入らないのが現状。

今では、オンライン書籍みたいなので、インターネットで買えたりもするが、
私は頭が固いのか、保守的なのか、本ややっぱり、紙に印刷された「本」を、
寝る前にベッドで読むのが好きなのだ。
コンピューターで本を読みたい、とは思わない。

元々、あまり本を読む方ではないが、
イタリアに来てから、活字を目にする機会がほとんどなくなり、
やたらと恋しくなった時期があった。

そんな時に、急に文庫本が読みたくなったのだ。
でも、だからと言って、本屋や図書館に走って日本語で書かれた文庫本が手に入るわけではない。

本はかさばるし、重いので、日本から送ってもらうのもお金がかかるし・・・。

そこで、毎年、ミラノの日本人学校で行われる、パーティーで、古本市が開催されるので、
そこで大量に古本を買ってくる。

が、もちろん、新作や、自分が読みたい本があるわけではない。
そういうわけで、なかなか「これだ!」と思う本にはここ数年、お目にかかっていなかった。

でも、今回、日本に帰ってぜひとも読みたいと思っていた本があった。
それが、湊かなえさんの「告白」。

映画化されて話題のあの本だ。

残念ながら、米アカデミー賞ノミネートにはならなかったが、
日本では今ブームの本&映画なのだろう。

そこまで期待はしていなかったが、ここまで一気に本を読んだのは久しぶり。
読みやすく、それでいて、どんどん引き込まれる巧みな展開、文章力に、圧巻。

私は、「いいな」と思う作家さんの本でも、「この言い回しは好きじゃないな」
というのがどこかに存在する。作家さんの「くせ」みたいな言い回しが、
どうしてもちょっと気になるのである。せっかくストーリーに引き込まれているのに、
そこで一気に現実に引き戻されるような感覚になるのである。

私が好きな「恩田陸」さんや、最近読んで気に入った「有川浩」さんの「阪急電車」の中でも、
この表現だけはちょっとなぁ?と思う所があった。

でも湊さんの文章にはそういうのが見られず、読みやすく感じた。
中には堅苦しいと感じる人もいるかもしれないが、私好みの書き方だった。

久しぶりのヒットである。
恩田陸さんの「光の帝国」以来のヒットかもしれない。

妹に借りて読んだが、自分で買いなおして持って帰ってくればよかったとさえ思った。

とっておきの本、というのはそう多くない。
ましてや海外で生活していると、なかなか手に入れられないのもあって、
そういう本は激減するし、日本語の本が手に入るだけでも儲け物である。

日本から大量の食材は持って帰ってきたが、
あの本を持って帰ってこなかったのだけがちょっと心残りになりました。

だから、せめて、映画がこちらで公開されればいいのに!と、
アカデミー賞ノミネート&受賞を期待してたのです。
受賞作は、去年の「おくりびと」のように、こちらでも上映される可能性が高くなる。

イタリアでも「おくりびと」は映画館で上映されました。

なので、ぜひこちらで「告白」を映画で見たかったのですが・・・。

ノミネートを逃してはイタリアでの上映はまずないでしょうねぇ・・・。
残念!!
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2011.01.26 / Top↑
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