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今日、20011年5月19日のMSNのトップニュースの写真欄に、ヴェローナの写真が載っています。

何事かと思い、記事をクリックしてみたら、
ヴェローナに関する説明と、ジュリエット像についての記事でした。
これがその記事です。

「ロミオとジュリエット」の舞台 伊・ベローナ

なぜ、急にヴェローナが取り上げられているかと言うと、
先日、日本でも、ヴェローナを舞台にした映画、「ジュリエットからの手紙」が公開されたのですが、
これが大きく影響しているようです。

イタリアではずいぶん前に公開になっていたようで、ここ、ヴェローナでは話題になっていました。
撮影はもちろん、ここ、ヴェローナで行われたからです。

ヴェローナ市街地は、世界遺産に指定されていますが、比較的小さく、半日もあれば観て回る事も可能です。
ですが、ヴェローナ県自体はかなり大きいです。イタリアでも中都市の規模に入ります。
ですが、自然がいっぱい。とってものどか。ワインの名産地なので、あちこちで葡萄畑が広がっています。

映画では、市街地だけでなく、郊外の、白ワインで有名なソアベ市でも撮影が行われたようで、
このソアベ市近くに住んでいる友人が、
「田舎町のソアベにハリウッドスターが来たと、大騒ぎになっていた」と言っていました。
うちからも比較的近い場所にあります。

映画では、「ジュリエットの家」を起点として、話が進んでいきますが、
映画の謳い文句にある、「ジュリエットの生家があるヴェローナ」。
これは正しくありません。映画に水を差すようで恐縮ですが。

「ジュリエットの家」と称される場所はありますが、
ジュリエットは実在する人物ではありません。
したがって、ジュリエットの生家、というのは間違いです。
生まれてませんから。「物語上の生家」というのなら正解です。

ロミオも上に同じく、実在する人物ではありません。

歴史上、存在するのは、モンタギュー家とキャピュレット家。
有名なシェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」は、確かにこの二家族の抗争を題材にしていますが、物語はあくまでフィクション。ロミオとジュリエットが存在し、恋に落ちた、という事実は一切ありません。

ヴェローナの「ジュリエットの家」には、ロミオとジュリエットが恋に落ちる、かの有名なバルコニーがあります。

シェークスピアがヴェローナに来て、あのバルコニーを見て、あのシーンを思いついたんだ、
と言われがちですが、それも嘘。

シェークスピアが、ヴェローナを訪れた事は生涯一度もありません。

シェークスピアは、「ロミオとジュリエット」を書くにあたって、既存している書籍を参考にして書いています。
「ロミオとジュリエット」の案は、完全なる彼のオリジナル、という事ではない、という事です。
すでに存在していたこの物語に手を加えていった、というわけです。

ヴェローナには、「ジュリエットの墓」なる場所もあります。
ここはいわば、ヴェローナの博物館になっていて、市が管理しています。

ここ、実は、私達夫婦が結婚した場所でもあります。

そう、私達、「お墓」で結婚した、という事になりますねぇ~。

でも、上に書いたように、ジュリエットは存在しません。つまり死ねません。
お墓とは名ばかり、どう考えても観光客寄せに名づけられた物で、要は、市が管理する博物館です。

イタリアで結婚する場合、書類にサインしてOKではなく、
「儀式=挙式」を、神父の前、もしくは市長の前で行う必要があります。
これは絶対です。法律で決まってます。

この挙式方法は二つあり、宗教婚(教会)と民事婚(市役所)があり、
民事婚の場合、ヴェローナ市民はこの「ジュリエットのお墓」で、行う事になります。
挙式費用は無料なので、お金がない人でも結婚できます。
婚前に役所に提出する申請書類にお金がかかったりはしますが、
私が払った分でも5千円以下だったと記憶しています。
極端に言えば、普段着でも、新郎新婦、証人各一人ずつ、さえいえば、結婚出来ます。
証人は誰でもOKです。

「ジュリエットの家」でも出来ますが、今現在は有料のようです。
5年前は第1土曜日は「ジュリエットの家」で、第2・3・4週の土曜日は「ジュリエットの墓」で、
と決まっていました。

私はどちらでもよかったのですが、ジュリエッタの家の方が広くてきれい、と聞いたので、
11月の第一土曜にする予定だったのですが、親の都合がつかず、第二土曜に変更。
それに伴い、「ジュリエットの墓」で挙式しました。

でも運がよかった!2005年の11月は雨が多く、気温も低く、第一土曜日は大荒れの天気。
ものすごい豪雨と雷。あの日に結婚してたらドレスはえらい事になっていたでしょう。
でもそれが嘘のように、第二土曜は晴天。運がよかったとしか言いようがありません。

これが「ジュリエットの墓」の内部。

墓

これは私の結婚式ではなく、友人が結婚した時の様子です。

墓

この日も、市長代理さんが、進行役でした。

普通に綺麗な部屋です。なんの飾りもありませんが、壁画が綺麗なので、それだけでもムードはあるかも?
飾りつけがしたければ、自分で花屋などに行って交渉して来なくてはいけません。


「ジュリエットの家」に話は戻しますが、ここにはバルコニーもありますが、
ジュリエットの像もあります。
ヴェローナで一番人気なのが、このジュリエットの像、でしょうね。
映画にも出てきますが、このジュリエット像の左胸を触ると、幸せな結婚が出来る、と言われています。
なんてったって「愛の町、ヴェローナ」ですから!(笑)

以前にもこれについてはお話しましたが、
左胸を触れば幸せになれるという迷信を聞きつけて、各国から観光客が訪れ、
左胸を触りながら写真を撮る人が多く、順番待ちの列が出来ます。
おかげでジュリエットの左胸はぴっかぴかです。銅像ですから。

私はこういう迷信は「あほらしー」と思うタイプなんですが、私が言えた義理ではない、というのは、
昔からこのブログを読んで下さっている方はご承知のはずでしょう。
以前にも記事にしましたから。

なぜならまさに、10年程前、私も観光客としてヴェローナを訪れ、まぁ記念に・・とジュリエットの左胸を触りながら、写真を撮った、そのまさに、写真を撮ってもらった相手と、結婚して子供まで儲ける事になったのですから、いくら「こんな話信じてない」と、私が豪語した所で、説得力に欠けるのは否めない、皮肉な話です。

っといっても、やっぱり「どう考えても観光客目当ての迷信」としか思えませんが、
でも、ヴェローナ自体は、素敵な町である事は確かです。景色はなかなかの物でしょう。
すでに観光客は倍増してます。映画の影響ってやっぱりすごい物なんですねぇ・・・。

私もせっかく、イタリア情報発信源として、このブログをやってるんですから、
自分の第二の故郷、「ヴェローナ」の市街地の写真も載せなければなりませんね。
いつも市外の自然の写真ばっかりなので。
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2011.05.19 / Top↑
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