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私、数日前まで、AT限定の免許を持ってました。

18歳の時、まさか自分が将来、MT車を運転するようになるなんて想像もしたなかったので、
「バスでも運転しない限り、まぁ一生AT車だろう!」と思い、
AT限定で免許を取ったのです。

まさか自分が海外で暮らす事になるなんて夢にも思ってなかったので・・。

ここイタリアでは、最近では徐々にAT車も出てきてますが、
まだまだMT車主流。

周りでAT車を乗っている人はほとんどいない。

でもこっちの車はMT車。


普通、AT解除をする場合、
日本では、教習所に行って、必要分のレッスンを受けるか、
運転免許試験場に行って、実地試験を受けるか、ですよね。

もちろんお金もかかります。

こちらには、基本、AT車かMT車か、なんていう区切りはありません。
確かに、「AT車の運転に限る」という項目は存在します。
が、それは、「医師が、その者に何らかの身体的障害などを認めた場合に」
という概念があります。

つまり、医師が「この者は車を運転する上で何の障害もない」という証明を書いていれば、
AT車だとMT車だの、という区切りは必要としなくなるのです。

私の場合、数年前に日本の免許からイタリア(EU)の免許に書き換えました。

こちらで免許を発行する際、必ず必要になるのが、
保健所(ASL)での、医師からの軽い身体チェック。
視力を主に見るのですが、身体的な障害がないかもチェックがあります。
(あったりなかったり・・という噂も聞きますけど)
私は身体的な障害は認められなかったため、
「問題なし」と記入で終了。
これを提出。

さらに私の場合、日本→イタリア免許書き換えのため、
日本の免許証を、ミラノの日本領事館で翻訳してもらう必要がありました。

ここが問題。
日本にはAT車限定というのが存在します。
で、私の免許はAT限定。これももちろん訳されます。

書き換えのため、この翻訳が重要視されます。
この通りに免許証を発行すると、もちろんAT車限定のEU免許が発行されます。

でも、発行された免許証にはどこにも「AT限定」なんていう記載はありませんでした。
「へ~♪EUには、AT限定って存在しないって言ってたのは本当だったかー」
っと思っておりました。

が、先日、友人Rさんに、「あ!免許証の裏に78って番号があるでしょう?それがAT限定のコードだよ」
と言われびっくり!
で、確かめて見ると、あるよあるよ!78!

「そりゃいかん!」ってなわけで、すぐに保険会社に相談すると、
「早急に免許センターへ!運がよければ実地試験だけで新しい免許証を発行してくれるはず」と。

この、運がよければ
ってのが重要。
イタリアではすんごく重要!!

県や地方で対応が180度変わる事はよーーーーーーーくある事だし、
同じ場所でも、受付で当たった人が変われば対応がぜーーんぜん違う。

「運かぁ・・・ないんだよなぁ・・」と思いつつ、行ってみると、
やっぱりここ、イタリア。

初めの受付のおじちゃん。
「は?AT限定解除?なんで?っていうかそもそもなんでAT限定?なんか障害があるとかじゃなくて?」
(受付の窓越しに身を乗り出して私の全身を確認)
「え?日本ではAT限定が存在?おかしな国やな~おいおい!」
(は・・ははは・・ですよねぇ~?おかしな国でしょう?・・・で、どうすれば???)
「なんや~そんなんもっかい医師に診断書書いてもらって持ってきたらOKやろ!問題ないやん」
(え?医師の診断書だけでOK?ラッキー♪今日の私は運がいいんかも~

そこに、横にいた、おじちゃんの同僚のおばさん。
「ちょ・・ちょっとちょっと!待ってよ。そんな簡単に!こんなケース稀やし、ちゃんと上に聞いた方がいいって!ちょっとあなた、こっち来て。私が対応するから」

(こ、これは・・・この展開はちょっぴり好ましくない気が・・・)

「ちょっと上と話してくるから待ってて。ケースがケースやから、ちょっと難しいかも」

(あ~私の運はここまでかぁ・・・)

10分後。
「ちょっと時間がかかるの。こんな事、今までなかったから。今からあなたの免許書き換え時の資料を出してきて、
それから検討して、どうすればいいか決めるから、来週また連絡するって事でいいかしら?」


(ああ~・・・運が尽きた・・・)

最悪の場合は、自動車学校に通いなおすはめに。
他の可能性として高いのは、筆記試験免除で、実地試験だけ受けるだけ。
運がよければ、医師の診断書でOKってとこか。

でもイタリアの「来週」「一ヵ月後」って事はざらにある事で・・・。
が!なんと本当に「来週」にかかってきた!!奇跡?

しかも!!
審査の結果、身体に異常は認められなかったため、
EU圏の免許では、AT解除に何の問題も見当たらないとの事で、
その日中に、再発行手続きを勝手に取ってくれて、
次の日には新しい免許が出来上がってました

私・・・自分の運使い果たしたかも!!!

しかもなんて迅速な!!
イタリアの役所とは思えない速さ!!

まぁそれには理由があって、
私がAT限定コードを知って、解除申し出をした時点から、
再発行までの期間に、私が万が一事故を起こした場合、
免許センターが、迅速に対応しなかったという事実が残るため、
責任転嫁されちゃう恐れが出てきますね。

これはなんとしてでも避けたいわけです。

AT限定コードナンバーの説明を怠っていた、とか、
医師の診断書では、健常者と記されているのに、どうしてAT車限定免許証を発行したのか
とか、突かれたくない所もあるのだろう、と、主人が話してくれました。

イタリアではATやMTの区切りなんてないんだから・・と。

でも・・・私が思うに、彼らは日本の免許証を書き換えただけです。
どう考えても彼らは正しいし、翻訳に忠実に従ったまでです。
医師の診断書か日本の免許証の翻訳か、どちらを重要視するかと言えば、
書き換えの場合においてはやはり日本の免許証の翻訳だと、
私も思うのですが・・・。
だから別にどこを突かれても痛くないはず・・・。
むしろ落ち度があったのは私の方では・・??

でも、これだけ迅速に対応してくれるのは、
本当にここでは珍しい事なのです。

「今から古い免許証を凍結させるから、明日まで絶対運転しないで」
なんていうなんとも親切な電話までかけてくれちゃって・・・。

あまりにも迅速すぎて、やっぱり痛い腹を突かれたくないのかも?と・・・。
週末をはさんで正味3日ですべて完了。速過ぎ!!

なんにせよ、何の手数料も払わず、時間も全くかからず、
AT限定のコードナンバーなしの免許が再発行されました。

免許書き換えって結構ややこしいですね。(私ではなく、免許センター側)
やっぱり二国の道路交通法が交わると、なかなか交わらない点がどうしても出てくる。
それがこの「AT車に関する事項」だったのかもしれません。
そこのどう埋めるか・・っていうのは難しい問題。

私は今回、運がよかったのでしょう。
これが他の場所で、他の人に当たっていた場合、事は大きく変わっていたかもしれません。

ちなみに、私が知らずにMT車を運転していたこの2年、
事故を起こしていたらどうなっていたか、と弁護士さんに聞いた所、
イタリアではここにも抜け道が存在するとの事。
「このコードナンバーの意味を知らなかった」という事実があれば戦えなくもない!
そういう法律がある!と・・。


・・・・・さすがイタリア。一体どんな法律だよ!?抜け道多すぎやしないか?
・・・でもとりあえず、大事故を起こしてなくてよかった・・・。
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2011.10.09 / Top↑
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